2020.7.9

プレスリリース

フェンリル、人に寄り添って新しい価値を生む人工知能(AI)実証実験に参画

デザインと技術にこだわったソフトウェア開発のフェンリル株式会社(本社:大阪府大阪市 最高経営責任者:牧野 兼史、以下フェンリル)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、日本科学未来館が実施する「優しい人工知能”reco!(リコ)”-タッチでキヅク、キミとのキズナ」の実証実験のためのモジュールを株式会社クリアタクトとともに開発しました。

「優しい人工知能”reco!”」は、日本科学未来館の常設展を用いた実証実験です。来館者が、キャラクターとして表現された「優しい人工知能”reco!”」とコミュニケーションをとりながら、人に寄り添う優しい人工知能をつくる実験に参加します。

本実験では、来館者(ユーザー)が交通系ICカードを登録し、常設展内で各展示を体験しながら展示ごとに置かれた端末”オススメreco!”にタッチし、展示の感想や、性格に関する簡単な質問に回答します。最後に、”ゴールreco!”の端末で自身の展示体験の内容を振り返ります。決められた順序でめぐるのではなく、コミュニケーションを通じて展示を紹介してもらいながら、ユーザーが自分で選んだ展示を体験する中で、人工知能(AI)は徐々にユーザーのことを理解し、ユーザーは体験を通じて徐々に人工知能(AI)を身近に感じることができます。たくさんのデータを積み重ねることで、私たちを優しく見守り、新しい気づきを後押ししてくれるAIがつくられていくという実証実験です。

フェンリルがデザイン・開発を担当したユーザーインターフェース部分では、人工知能から受ける難しそうな印象を柔らかなアニメーションで人懐こくし、「人工知能(AI)」という目に見えないものを、わかりやすく、親しみやすいものとして「キャラクター」という形で表現しました。

ユーザーとのコミュニケーションを擬似的に「会話」という形式にすることで、より親近感をもって接してもらえる工夫をしています。そのために、各キャラクターには擬似的な声も作成しています。

また、会話の最中にアニメーションを表示させることで、静止画によるコミュニケーション以上の驚きを与え、キャラクターのバリエーションを複数用意することで、できるだけユーザーを飽きさせない工夫もしています。

reco!の操作の様子 /></p>
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ターゲットの年齢層が幅広いため、低年齢層の参加者のためにボタンのサイズや文字のサイズを大きめに設定し、背の小さいお子さんでも操作できるようにボタンの位置はできるだけ低い位置にレイアウトしています。

reco!の操作の様子

フェンリルでは、スマートフォンのアプリ開発だけにとどまらず、新しい分野の企画から設計、UI、デザインをクライアントとともにつくりあげ、ユーザーに愛されるデザインを通じて、社会に貢献していきます。

  • 未来館の建物

  • 未来館の中の様子

  • 未来館の中の様子

  • 未来館の中の様子

イベント概要 優しい人工知能”reco!”-タッチでキヅク、キミとのキズナ
開催期間: 2020年7月1日(水) ~ 12月27日(月)
主催: 日本科学未来館、国立研究開発法人 産業技術総合研究所
協力: 人工知能技術コンソーシアム

優しい人工知能 “reco!” | 日本科学未来館 (Miraikan)
https://www.miraikan.jst.go.jp/research/openlab/reco/
新型コロナウイルスについて 日本科学未来館は7月9日現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前予約制による入館者数の調整がされています。
詳細は日本科学未来館のサイトよりご覧ください。
https://www.miraikan.jst.go.jp/

感染症対策方針についてはこちらからご覧ください。
https://www.miraikan.jst.go.jp/news/general/202005291222.html

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