2021.11.30

プレスリリース

フェンリル、サンロフトの共創パートナーとして
保育動画配信アプリ「てのりの」の新しい価値を創造へ

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デザインと技術のフェンリルは、保育者向けIT専門紙『パステルIT新聞』を発行し、幼稚園・保育園・こども園のICT化を支援する株式会社サンロフト(本社:静岡県焼津市 代表取締役社長:松田 敏孝、以下サンロフト)のサービスデザインパートナーとして、保育動画配信アプリ「てのりの」の新しい価値の創造プロジェクトを開始しました。

園の保育や日常を家庭に届ける「てのりの」

「てのりの」は、全国の幼稚園、保育園、こども園と園児家庭をつなぐ、無料の保育動画配信アプリです。
コロナ禍において、幼児教育・保育の現場における動画配信のニーズが高まっている状況から、園の保育や日常などを手軽に配信できるサービスとして2020年6月にサンロフトからリリースされました。

リリースから約1年が経過した現在、2300以上の園に導入され、保護者ユーザーからの満足度は97%に達するなど、多くの園と保護者に愛されるサービスとして成長しています。

未来に向けて「てのりの」が担う役割を再定義する

コロナ禍の課題に応えるサービスとしてスタートした「てのりの」。
利用する保護者からは「コロナが収束しても使いつづけたい!」などの要望を受け、導入した園の創意工夫により当初は想定していなかったさまざまな動画の活用方法が生み出されるなど、変化の時を迎えています。

これらの状況は、サービスが保育に対してより広い意味で価値を提供できる可能性を示しています。そこで2022年のサービスリニューアルに向けて、サービスが担う役割と新たな提供の創造を目指すプロジェクトが始動しました。

サービスデザインパートナーとしてフェンリルが参画

フェンリルはアプリを中心としたサービスデザインの専門家としてサンロフトとパートナー契約を締結。
サービスデザインパートナーとして、「てのりの」のリニューアルプロジェクトに参画しました。

15年以上、アプリ制作の実績を重ねてきたフェンリルは、「プロダクトの開発力」だけでなく、社会や市場、生活者をしっかりと見つめ、最終アウトプットを明確に想定した上での「ビジネスを具現化する力」を培ってきました。

そして今回、戦略立案からプロダクト開発、マーケティングまで、全工程をサポートしたサービスデザインに取り組んできた知見を発揮し、こどもの成長をITで支援する「てのりの」に、フェンリルの強みであるアプリを中心としたサービスデザインの方法論を組み合わせ、新たな価値創造に挑戦します。
保育領域に対して提供できる価値をUXの視点から見直すことで、ユーザーとより広範囲で持続的な関係性を築くことができると考えています。

今後の展望

まずはユーザーの実態像と本質的なニーズを明確にするため、インタビュー調査に着手しています。
フェンリルとサンロフトが一体となり、ユーザーのリアルな声から「てのりの」の新たな可能性の模索を進めてまいります。

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