四角いくぼみでできた
自由にレイアウトできる本棚
フェンリルデザインのスタジオの本棚は、6メートルにわたって壁面を四角くくり抜いたような“くぼみ”です。一見単純に見えるこの姿も、その寸法から仕上げまで、すべてに理由があり、機能しています。本棚という既成の姿にとらわれず、資料を置いて共有できる場所をデザインした結果なのです。
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開けたレイアウト
書籍のほかに、紙見本やパッケージ、道具など、ボリュームの違うものを自由に並べられるようにするには、区切りのない横長がぴったりです。
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平置き
立てられない大きさの本を寝かせて置くことも想定して、ちょうどいい高さにできる2段にしました。下の段はかがまなくても手が届き、上の段も底面を見下ろせる高さです。
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自由で多彩な資料
この本棚は、デザイナーたちがこれぞと思う資料を置けるようにしています。グラフィックやプロダクト、写真、メディア芸術など、分野を横断する様々な資料が集まっています。
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ガジェット
変わりだねのガジェットや文具、おもちゃなど、デザイナーこだわりのコレクションもあります。中には何に使うのかわからないものもありますが、そのどれもが、新しい刺激とインスピレーションを与えてくれます。
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入れ替わる書籍
置いてあるものは、デザイナーたちが気まぐれで増やしたり入れ替えたりします。気づかないうちに変わっていると、ふと立ち止まって見てみたくなります。
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集めたフリーペーパー
街にあふれるフリーペーパーやフライヤーのたぐいにも、秀逸なデザインが数多くあります。その実践的な仕事の数々は、紙面に限らず、アプリケーションやウェブデザインにも通じます。
連続する本棚と収納
表面の落ち着いた白は、隣に続く収納と同じ塗料を使っています。収納から壁、本棚へとつながる一連のトーンは、画廊のようなスタジオのイメージを一貫したものにしています。
2015年
フェンリルデザインのスタジオ(グランフロント大阪)
- スタジオ内装
デザイン 松野紘明
写真 長野真行
フェンリルデザイン
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模様に触れて
メロディを奏でるカード -
ひとで楽しみ、ひとと楽しむ
アイスブレイクカード -
「防災」という観点で
ハピネスに寄り添うノベルティ -
使いやすい
オフィスサイン -
アニメーションが
六角形の窓を
優しく灯すカード -
工芸的なデザインの
役員名刺 -
幻想的な世界へ導く
光と音で彩るカード -
資源を大切に使った
エコなバッグ -
名札としての社員証
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アナログに意味性がある名刺
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楽しい冬の体験を
届けるカード -
カレーのための
パッケージ -
スタッフの声で構成した
パンフレット -
日本各地から
集めたボトルウォーター -
ブランドの姿勢を現した
フレグランス -
チョコレートを飾る
パッケージ -
星のオブジェが
現れるカード -
瞬時に組み立つ
VRゴーグル -
引き出すと絵が現れるカード
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浮かぶキャラメルのパッケージ
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ホログラムの
水面を泳ぐ金魚 -
浮くパネルを
俯瞰する展示 -
3枚つづりの
ステッカー -
水差しで絵を注ぎ入れる
万華鏡 -
紙の図案が
動き出すカード -
近づく人に
反応する展示 -
画廊のようなスタジオ
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継ぎ目のない
大テーブル -
自由に置ける
本棚 -
ガラスの
カッティングテーブル