三浦工業株式会社

MOM+

産業用ボイラを主とした機器をメンテナンスする際に、フィールドエンジニアが活用するウェブアプリケーションです。

グローバルに展開するオンラインメンテナンスシステム

三浦オンラインメンテナンスシステム(MOM)は、顧客の機器とメンテナンス拠点や本社オンラインセンターを結び24時間365日のバックアップを行うアプリケーションです。
月間の蒸発量や燃料使用量、効率等の診断データを毎月送付するほか、万が一トラブルがあった場合にはフィールドエンジニアに自動通報します。この度「MOM+(エムオーエムプラス)」としてリニューアルすることになり、フェンリルはフロント画面のデザインと開発を三浦工業様と共同で行うことになりました。

誰もが使えるソフトウェアを目指して

1989年に導入されたMOMは、長年にかけて機能追加したことによりUIが複雑化していったため、ベテランの社員しか使いこなせないものとなっていました。
また、オフィスにあるデバイスでしか使うことができないため、使用機会も限られ、技術習得までかなりの時間を要していました。
そのため今回、若手のフィールドエンジニアにもわかりやすい / 使いやすいと感じてもらえるよう、現場の声を直接ヒアリングしたうえで、UIとシステムをゼロから再設計しました。

人間中心設計を取り入れたアプローチ

今回のリニューアルにあたって、「人間中心設計(HCD)」のアプローチを採用しました。
・現地調査やフィールドエンジニアの方へのインタビューを行い、実際のユーザーから情報を集め、利用状況を把握
・開発チームでグループワークを行い、課題を抽出
・集めたデータを集計 / 分析し、ユーザーが何を求めているのかを洗い出す
・見えてきたユーザーの要求事項を基にシステムを作成
・実際に作成したシステムをユーザーに利用してもらい、評価を収集
このプロセスを繰り返し行うことで、システムの完成度を高めていきました。

採用技術とプロセス

MOM+では、開発プロセスにDockerコンテナと呼ばれるコンテナ型仮想化技術を活用することで、開発環境と本番環境の差異を最小化し、開発 / 運用コストを低減させました。
また、ユーザー体験の向上のためにPWA対応にしており、ウェブアプリでありながら、スムーズな画面遷移やキャッシュによる表示速度の高速化、非同期でのデータ処理の効率化を可能としました。その他、三浦工業様で運用されている機器との通信にWebSocket仕様を採用し、機器の状態をリアルタイムに確認できる仕組みも実現しております。

MOM+の未来

今後は、蓄積したデータを基にした異常対応判断のAI化や、クラウド利用によるデータの送信の高速化に取り組みます。
高い技術や知識を持つベテラン社員の経験をAIに生かし、経験に頼らなくてもよい質の高いサービスとして、世界に展開する予定です。

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フェンリルは、あらゆる問題解決の
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