日本放送協会

NHK紅白

大晦日の定番番組、紅白歌合戦の公式アプリです。国民的イベントの雰囲気を表現しつつ、放送当日にのみ特別なコンテンツに切り替えて提供することにより、新たな楽しみ方を演出しています。

– OUTLINE

国内トップレベルの高い信頼を誇るシステムで、生放送と連動

放送前から紅白歌合戦を盛り上げる仕組みとして、最新ニュースや出演歌手・歌唱曲の情報が随時更新され閲覧できる機能を実装。放送当日は、歌手の出番の際にプッシュ通知でお知らせする機能により、お目当ての出演者の見逃しを防止。また、放送時間内のみ展開されるサービスとして「紅白ビンゴ」機能を搭載し、視聴者が継続して番組を見たくなる仕掛けを提供しました。
生放送とリアルタイムで連動するため失敗は決して許されませんが、フェンリルが提供するシステムの品質に厚い信頼を寄せていただき、7 年連続で指名を受け開発しています。


POINTなくてはならないアプリだから、高負荷に耐え、末永く使える構造に

生放送時の歌手別投票などの負担がかかりやすい場面であっても、安定したイベントの実施を実現しました。また、今後も長く続くサービスとなるため、内部の構造を刷新し永続的に使用できるような保守性を確保しました。

POINT堅牢なインフラ環境を構築し、大量プッシュ配信を実現

WebSocket を利用し、番組進行に合わせて遅延無く連動するバックエンドサービスを Web ベースで構築。インフラ環境には、急な高負荷処理にも柔軟に対応できるアマゾンウェブサービス(AWS)を採用しました。マルチデバイスに単一ソースで対応し、WebSocket が利用できないブラウザについても代替手段を提供しています。また、フェンリルが開発した高速プッシュ通知エンジン「BoltzEngine」の導入により「100 万人以上のユーザーに数秒でプッシュ配信」といった大量配信を実現しています。SNS 連携に関しても、ネイティブ (iPhone、Android) アプリ & Web アプリに表示するコンテンツ内容を制御する管理システムによって、SNS 情報、番組進行データと自動連携できます。

デザイナーの声

アプリの特異性と、それを理解した上での最適解

番組そのものの魅力を最大化し、企画やお届けできる情報を見やすくすることに注力しています。本アプリの特性上、270 分間という限られた放送時間内に最も利用回数が多くなるため、分かりやすさは非常に重要な要素でした。多くの機能・情報を整理し、操作しやすくするという相反する双方の改善点を両立できるように、いくつものプロトタイプを作成し、紅白歌合戦のセカンドスクリーンとして最適なデザインを模索しました。

エンジニアの声

全国規模のアプリに携わることの充足感

アプリの開発を通じて、国民的番組そのものを創り上げているという充実感がありました。失敗が許されない当日の運用など、苦労したポイントも多々ありましたが、その反面、同時に多数のユーザーから利用されるアプリに携わるというやりがいが感じられました。

– DESIGN CAPTURE

– DOWNLOAD

App Store

Google Play

カテゴリ:エンターテインメント

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