
映像クリエイターに直接会いに行く。DROMIの活動レポート
PR担当ハナダです。
私たちDROMIの運営チームは、すでにDROMIを使ってくださっているユーザーさんだけでなく、これからお使いいただける方にも直接会いに行き、体験していただくための活動を推進しています。
この記事では、7月に開催された「VIDEOGRAPHERS TOKYO(ビデオグラファーズトーキョー、以下VGT)」でのブース出展の裏側を中心に、私たちの活動を具体的にお伝えします。
DROMIとして初めてのイベント参加
VGTとは、(Vookさんが主催する)日本最大級の映像クリエイター向けカンファレンスイベントで、若手映像クリエイターの方や、映像制作の入門者・スキルを強化したい方が多く来場されました。

会場は虎ノ門ヒルズ ステーションタワー、 TOKYO NODE。ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテイメントなどの領域だけでなく、リアルとデジタルの垣根をも超えた発信ができる情報拠点です。まさにVGTにぴったりの会場でした。
当日はさまざまな企業のブースで製品を体験したり、著名なクリエイターさんと出会えたりと、ワクワクしました!
親しみやすい雰囲気のブースデザイン
このイベントはDROMIとして初めてのイベント出展だったため、たくさんの方にDROMIを知ってもらいたい、ブースに来てくださった方に喜んでもらいたい、という思いを持っていました。
では、DROMIのコンセプトをブースで最大限に表現するにはどうしたらいいか。DROMIは、絵コンテをサクサク描ける楽しさを感じてもらい、制作工程でクリエイターを後押しできる存在でありたいと考えています。
そこで、ブランドコンセプトである「隣で創作活動を一緒に楽しんでくれる親友」のような、親しみやすく楽しいイメージのブースをつくることにしました。
イメージを考えるにあたり、まずはVGTとDROMIのターゲットがマッチしているかどうか整理しました。DROMIのターゲットのイメージは、以下の通りです。
・納得のいく映像制作がしたい、しかも楽しみたい
・積極的に映像制作をしており、制作物を評価されたいと願っている
・映像制作の手順は一通り認識していて、絵コンテを描く工程を効率よく済ませたい
このようにターゲットを確認した結果、DROMIとイベントのターゲットがピッタリ当てはまっていることが分かりました。
その上で、気軽に立ち寄れるブースでイラストを描いてもらうためにはどうしたら良いか、DROMIのコンセプト「描いたアイデアが動き出す」をどう表現するか、チームで模索。最終的に、コンセプトを体現したブースが誕生しました!

ちなみに、ブースで流した動画は「イメージムービー>DROMIの使い方説明>絵コンテの例>DROMIの使い方説明」の順番になっています。絵コンテの例にイメージムービーの絵コンテを使用して、リピートして見たときに絵コンテがどんな動画になったのかが分かるよう工夫されています。
ぜひ、今後DROMIチームが発信する映像にもご注目ください!

ブランドを体現するノベルティ
イベントでお配りしたノベルティにも、ユーザーさんへの思いが詰まっています。
ノベルティは全て、フェンリルのデザイナーがデザインしました。
「DROMIのユーザーさんがほしいと思うノベルティを作りたい」と考えて、公式SNSでアンケートを実施。その結果、「レンズクリーナー」に決まりました。映像系イベントに来場される方の中にはカメラをお持ちの方も多くいらっしゃるので、そういった方々にも気軽にお使いいただけます。

最初レンズクリーナーのデザイン案は6つありましたが、最終的にはグレーを基調としたデザインに決定。レンズクリーナーがカラフルな色で印刷されていると、拭いたものに色が移ることはないものの、色ものの布でレンズを拭くという行為に対して無意識にストレスを感じる可能性があります。そのため、あえて目立たない色のグレーを選んだそうです。
また、柄は筆跡が分かるような少し大きめのサイズ感、柄はDROMIのロゴと被らないように配置されています。
ただノベルティをデザインするのではなく、ブランドイメージを体現しつつ、どう使われるか、使った人の気持ちまで考慮されています。
さらに、DROMIのイメージ作りの一環として、ブースで接客するメンバーが着用するサコッシュも制作。ブランドカラーでもある、黒とオレンジのデザインです。イベントの展示ブースにロゴが掲示されるため、同じデザインにならないよう、DROMIのシンボルであるMをあしらっています。
接客するメンバーの目印になる上に、統一感があり、気軽に話し掛けてもらいやすい雰囲気を演出しました。イベント当日は、iPadを入れて持ち運べるだけでなく、ブースでの会話のきっかけになるなど、大活躍でした。

単体ではなく展示ブースとそこに立つ人を踏まえたデザインで、良い意味でプロダクトのロゴだと認識しづらいので、普段使いもできそうで良いねとメンバーに好評でした。
さらに、サコッシュをデザインするだけではなく、着用している衣装イメージまで考えられています。具体的には、「黒のサコッシュが目立つように淡い色の服を着る」「ロゴや柄の服は避ける」「DROMIっぽくストリートでカジュアルな服が望ましい」などです。ブースに立つ「人」も、DROMIのブランディングにとして大きく関わると捉え、細かい点においてもブランドイメージを作ってきました。
ファンによる、ファン作り
ブース対応をしたのは、社内で呼びかけて集まった有志のメンバーです。全員映像制作に興味があり、何より「DROMI」の良さを誰よりも知っている。そんなメンバーが部門を超えて集まりました。
映像制作に携わる方に、絵コンテを便利に使っていただきたい。もっと「DROMI」のことを知ってほしい。そんな思いでイベントに臨みました。同じクリエイターとしてユーザー目線に立つことで、ブースにお立ち寄りいただいた方に対してより近い距離でお話しすることができたと思います!
ブースに来てくださった方には、実際にiPadでDROMIに触れてもらいながら機能を紹介。「ストーリーボード表示」機能を実装したバージョンを体験いただきました(この機能はVGTの時点では未発表でした)。

「使ってみたら直感で操作できるのが面白い」「絵コンテを描く人だけでなく、ディレクターや撮影カメラマン、映像編集者も打ち合わせの段階で使える」といった声をいただき、アプリの操作体験の良さがとても好評でした。ブースに立ち寄ってくださった方が「このアプリいいよ」と他のお客さまを呼んできてくださるほどの反響ぶりで、とてもうれしかったです。

他にも、学生の皆さんとワークショップを実施したり、映像制作に携わるプロフェッショナルに向けたイベントにブースを出展したりと、ユーザーの皆さんに本当に喜んでいただけるプロダクトを作るべく「ユーザーの皆さんに直接会いに行く」活動を続けています。
最後に
ここまで主な活動内容をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
特にVGTは、映像制作に携わる方にとってぴったりのイベントでした。
イベントでブースに立ち寄ってくださる方の中には、既にDROMIのことを知ってくださっている方・使ったことがある方がいてうれしかったです。出展者としても参加者としても、良い刺激を受けました。
DROMIは使いやすさを追求し、誰もが簡単にクオリティの高い絵コンテを作れることに注力しています。現在、個人や企業が自ら動画を作成・投稿することは珍しくありません。技術的に難度の高い部分をITの活用で乗り越えやすくし、多くの人に創作の可能性を広げている点を高く評価され、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
これからもクリエイターの皆さまに寄り添うプロダクトであるよう、チーム一丸となって取り組んでいきます。

今後も、オンラインとオフラインの体験を掛け合わせて、映像クリエイターの皆さまにDROMIをたくさん使ってもらうための企画を実施していきます。
DROMIが、映像制作に関わるクリエイターさんの作業効率やコミュニケーションを円滑にするツールになりますように...! 1人でも多くの方にDROMIの魅力が届き、使い続けてくれる方が増えてくださるとうれしいです!