2017.4.27

プレスリリース

フェンリル、スマートフォンアプリ相当のプッシュ通知をパソコンのウェブブラウザに配信できる「BoltzEngine 2.2」を提供開始

直接・即時に届くプッシュ通知で、ウェブシステムの利用頻度向上へ

デザイン技術にこだわったソフトウェア開発のフェンリル株式会社(本社:大阪府大阪市最高経営責任者:牧野兼史、以下フェンリル)は、国内トップクラスの配信速度を誇るプッシュ通知エンジン「BoltzEngine(ボルツエンジン)」をアップデートし、ウェブプッシュ機能の提供を開始しました。

スマートフォンアプリ相当のリアルタイム通知をウェブブラウザにも

プッシュ通知を利用した情報伝達は、メールに代わる重要な通知手段として多くのスマートフォンアプリで利用されています。ニュースアプリの情報配信やコミュニティアプリの新着案内といった、不特定多数へ届ける通知だけでなく、宅配アプリの配送状況連絡や個人間送金アプリの支払い状況確認といった、より個人に向けた通知でも使われはじめています。

しかし、ビジネスの現場ではスマートフォン・タブレットの活用が広がりつつあるものの、未だ多くの職場においてパソコンの利用が主流となっていることから、業務システムもパソコンのウェブブラウザからアクセスして使うことを前提に開発されているものが少なくありません。このようなウェブシステムでは通知の大半を現在でもメールに頼っており、利用者が重要な情報に気づきにくいという問題があります。

BoltzEngine 2.2では、201612月に標準化に向けて提唱されたウェブプッシュ技術を使うことにより、スマートフォンアプリ相当のプッシュ通知をウェブブラウザに配信できる「ウェブプッシュ機能」をご利用いただけるようになりました。

このウェブプッシュ機能を業務システムに導入することで、利用者が重要な情報を見落とす心配を減らし、業務プロセス全体の処理速度向上が期待できます。例えば、ワークフローの承認依頼をプッシュ通知して担当者に迅速な判断を促したり、監視システムの警告情報をプッシュ通知して担当者が素早く問題に対処できるようになります。また一般のウェブサイトでも、ニュースサイトであれば速報をリアルタイム配信したり、コミュニティサイトであれば新着メッセージを案内したりするなど、サービスの利用頻度や継続率の向上に役立ちます。

プッシュ通知の受信には、利用者が受信を許可していること、ウェブブラウザが起動していること、インターネットに接続していることなど、いくつかの必要条件があります。
プッシュ通知は、スマートフォンOSウェブブラウザの提供元(AppleGoogleMozillaなど)のサービスに依存しており、通知の受信が保証されるものではありません。

業務システムへの導入に適した、プッシュ通知の配信をBoltzEngineがサポート

BoltzEngine 2.2では、これまでに対応していたiOSアプリAndroidアプリへのプッシュ通知に加え、新たにパソコン向けウェブブラウザへのプッシュ通知に対応しました。

送信先が多い場合に送信速度を保つ分散構成や、一時的にエラーが発生した場合の再送制御など、プッシュ通知送信時に考慮する様々な処理があらかじめ組み込まれているため、小規模から大規模まで安定した配信性能を実現します。さらに、サーバープログラムを自社サーバーにインストールして運用する形態で提供しているため、自社のデータセンターに構築したオンプレミス環境でも、Amazon Web ServicesMicrosoft Azureなどのクラウド環境でも自由に選択でき、自社の情報セキュリティポリシーに適合しやすいプロダクトとなっています。

現在のウェブプッシュの規格上、スマートフォンアプリ向けのプッシュ通知と比べて大量送信時の処理速度は下がります。

手元ですぐに試せる管理画面や開発キットをご用意

BoltzEngine 2.2には、プッシュ通知基盤となるエンジン本体に加えて、プッシュ通知を送信できる管理画面とプッシュ通知を受信できるウェブサイト・スマートフォンアプリが付属します。それぞれに基本的な送受信機能が実装されており、そのままでも使えますし、カスタマイズも自在です。受信側には、開発キット(SDK)も用意しています。条件が多く複雑なウェブプッシュの許可制御フローがあらかじめ用意されているため、わずかな実装工数でウェブシステム・ウェブサイトに組み込めます。

1つのライセンスでウェブプッシュを送り放題

BoltzEngine 2.2ウェブプッシュ機能は、すべてのプラン(FlashLightningThunderbolt)に標準で含まれます。1つのライセンスで自社の消費者向け・従業員向けサービスに対して、利用者数とウェブサイト数に制限なくご利用いただけます。同名のサービスをスマートフォンアプリで提供される場合にも、追加のお申し込みや費用は必要ありません。

ウェブプッシュ機能を再販する形態で利用される場合(自社ASPサービスへの導入など)は、Thunderboltプランの契約が必要です。

フェンリルはこれまで、ニュース・災害情報配信アプリや大量の利用者を抱えるゲームアプリ、業務アプリにおいて安定したプッシュ通知を提供してきました。今後もBoltzEngine 2.2で追加されたウェブプッシュ機能を通じて、スマートフォンアプリはもちろんのこと、ウェブシステム・ウェブサイトでも効果的な情報伝達を支援していきます。

プッシュ通知(Push Notification)とは

端末利用者が特定のアプリを起動していなくても、端末に対してメッセージを送信できる仕組みのこと。スマートフォンOSウェブブラウザを提供するAppleGoogleMozillaのサーバーにデータを送ると、利用者の持つ端末へ転送され、端末の画面やアプリ内にメッセージを表示します。サーバーから端末まで即時にデータ転送されるため、リアルタイム性の高いメッセージ配信ができ、プッシュ通知を起点としたアプリの起動やウェブサイトへのアクセスといった、サービスの利用頻度や継続率の向上に役立ちます。

ウェブプッシュ(Web-based Push Notification)とは

ウェブブラウザでプッシュ通知を利用するための規格。201612月にRFC 8030として標準化過程に入り、各社のウェブブラウザで対応が進んでいます。すでにいくつかのウェブブラウザ(ChromeFirefoxSleipnir 4 for WindowsVivaldi)の最新版で利用でき、Windows標準ウェブブラウザのEdgeでも対応版が開発されています。

動作環境 ウェブプッシュ対応ウェブブラウザ

Chrome 52以降
Chrome for Android 52以降
Firefox 48以降
Sleipnir 4 for Windows最新版
Vivaldi最新版

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