レンゴー株式会社

シート発注Web

レンゴー社内の基幹システムと、取引先側のシステムとの間に入り発注データを連携するシステムです。

ユーザーと管理者、両者に考慮した設計

シート発注Webは、レンゴーの取引先が発注管理・納入指示をするシステムの一つです。
段ボール国内シェアナンバーワンのレンゴーは、DX推進の目標として既存プロセスの変革や新規ビジネスモデルの創出を掲げています。長年使用してきた既存システムの課題解決もその一つです。
具体的には、ミドルウェアが古くなりつつある、発注パターンのテンプレートが登録できないなどです。
フェンリルはそれらを改善するため、業務系システム開発とUX/UIの知見を生かし、開発に加えてデザインまで一貫して対応。
リニューアル後は操作のしやすさとレスポンスの速さが評価されています。
さらに夜間のシステム切り替えでは、ユーザーに影響を及ぼさずに更新できるようになり、管理者の負担まで考慮したシステムとしても役立てられています。
今後もDX推進のパートナーとして、受注側のシステム開発や複数のシステムとの連携など、より使いやすいシステムにアップデートしていきます。

設計からデザインまで一貫して対応

設計、開発、品質保証にとどまらず、デザインまで一貫して手掛けられたのは、技術とデザイン両面で強みを持つフェンリルならではです。
レンゴーの担当者とFigmaを参照しながらリアルタイムで議論を積み重ね、その成果をFigma上でムードボードにまとめてデザインコンセプトを決定しました。さらに、リリースを控えているサブシステムにも直感的に使えるデザインを適用しました。

インフラはAWSコンテナアーキテクチャーを使用してモダンな構成を実現

フェンリルはAWSの専門家として、ベストプラクティスである Well-Architectedフレームワークを用いてAWSクラウド上の構成を検討しました。
6 つの観点 (優れた運用効率、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コストの最適化、持続可能性)から最適解として導いたのは、コンテナアーキテクチャをメインとした構成です。一部にサーバーレスアーキテクチャを併用することで、開発負荷とシステム運用者の負担を低減。運用を想定した構成を実現しました。

リリース後の安定稼働

本番稼働に影響する問題の検出と事前の対応を目的として、システム導入前にデモ期間を設け、ユーザーが実データを入力しました。このデモ期間中のアプリ更新がユーザーに影響を及ぼさずに実施できる仕組みにしたため、ユーザーやエンジニアへ過度な負荷をかけることなく綿密な事前調査ができました。その成果もあり、リリース後の安定稼働を実現。安心と信頼の品質が高く評価されています。

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フェンリルは、あらゆる問題解決の
プロフェッショナルです。