定型にとらわれない
画廊のようなスタジオ
フェンリルデザインのスタジオをデザインするとき、最初に考えたのは、私たちのデザインに対する姿勢をそのまま表すことです。画廊のように真っ白なこの空間は、つくることへの真摯な態度や敬意を形にしています。昨今のカジュアルになりがちなオフィスとは趣を異にする、デザインのためだけにつくられた環境です。
-
デザインする場所
オフィスという既成の“テンプレート”はいっさい取り払って、私たちが日頃デザインする場所そのものを白紙からデザインしています。
-
画廊のような空間
このスタジオは、ホワイトキューブ(現代美術の展示スペースに見られる内装様式)の機能に着想を得ています。目の前の制作物を展示物のように際立たせて、まっすぐに向き合い、対話することができます。
-
緩やかな境界
優秀なデザイナーたちと同じ場所でデザインすることは、このスタジオでしかできないことです。個人のスペースを明確に分けず、緩やかなコラボレーションへと導きます。
-
歩くきっかけをつくるレイアウト
アイディアは席に座って黙々と作業しているときよりも、ふとしたときに見つかります。収納や本棚、ゴミ箱の位置を工夫して、席を立ちたくなるきっかけをつくります。
-
空間に寄り添うデザイン
スタジオの窓際にある大きな柱には、大テーブルを沿わせています。柱を制約として捉えずに、むしろ寄り添うことで、空間全体が一体となるようにデザインしています。
2015年
フェンリルデザインのスタジオ(グランフロント大阪)
- スタジオ内装
デザイン |
松野紘明 |
---|---|
写真 |
長野真行 |
フェンリルデザイン
-
デザインと技術を
形にした2種類のカレー -
ワクワクする体験と
ハッとする瞬間が
詰まったカード -
模様に触れて
メロディを奏でるカード -
ひとで楽しみ、ひとと楽しむ
アイスブレイクカード -
「防災」という観点で
ハピネスに寄り添うノベルティ -
使いやすい
オフィスサイン -
アニメーションが
六角形の窓を
優しく灯すカード -
工芸的なデザインの
役員名刺 -
幻想的な世界へ導く
光と音で彩るカード -
資源を大切に使った
エコなバッグ - 名札としての社員証
- アナログに意味性がある名刺
-
楽しい冬の体験を
届けるカード -
カレーのための
パッケージ -
スタッフの声で構成した
パンフレット -
日本各地から
集めたボトルウォーター -
ブランドの姿勢を現した
フレグランス -
チョコレートを飾る
パッケージ -
星のオブジェが
現れるカード -
瞬時に組み立つ
VRゴーグル - 引き出すと絵が現れるカード
- 浮かぶキャラメルのパッケージ
-
ホログラムの
水面を泳ぐ金魚 -
浮くパネルを
俯瞰する展示 -
3枚つづりの
ステッカー -
水差しで絵を注ぎ入れる
万華鏡 -
紙の図案が
動き出すカード -
近づく人に
反応する展示 - 画廊のようなスタジオ
-
継ぎ目のない
大テーブル